GEEKOM IT13 のスペック・ベンチマーク・できること — 実機レビュー記事・動画から整理

ミニPCGEEKOMIT13レビューベンチマーク

GEEKOM IT13 のスペック・ベンチマーク・できること — 実機レビュー記事・動画から整理
目次

初版: 2026年10月15日/最終更新: 2026年10月15日。参考にしたレビュー記事・動画の内容は、それぞれが公開された時点のものです。発売後に分かった使い方や、BIOS・ドライバー・ソフトの更新後の再検証は、出典と確認日を添えてこの記事に追記していきます。価格を確認した日時は「価格と購入先」の節に書いています。

IT13 を実際に試したレビュー記事・動画と GEEKOM の公式情報を、出典と構成(CPU・GPU とその接続)つきで整理しました。

結論 — IT13 はどんな人に向くか

この機種の個性

  • 体積が0.64L(117 x 112 x 49.2 mm)と、記事にしたミニPC19機種の中で1番目に小さい際立ったコンパクトさを備えています。
  • 比較表のCPUスコアが31000(77個中15番目、下から数えて62個)に達するIntel Core Ultra 7 356Hを搭載し、小型ながら高いCPU処理性能を持っています。
  • USB4端子を2基備える点(12機種中8機種より多い)や最大メモリ128GBへの対応は充実している一方、最安構成の価格は199,900円(22機種中10機種より高い)と高額です。

個性が生きる使い方

省スペース環境での複数アプリ併用やローカルAIの活用

  • 要ること: 複数のアプリを同時に動かすCPU性能、ローカルLLM等を扱うNPU性能、そしてデスクスペースを圧迫しない小型サイズが求められます。
  • この機種では: 0.64Lの小型筐体に、比較表CPUスコア31000・16コアのIntel Core Ultra 7 356Hや最大50TOPSのNPU、最大128GB対応のメモリ拡張性を備えています。
  • 条件・限界: 普段の作業やAIツールの活用なら有力ですが、CPUのTDPは最大45Wであり長時間のビルドで速さが続くかは根拠が示されていません。また、高負荷時には最大82〜90℃のCPU温度や、約20cmで約48dB・25cmで44.2dBの騒音が報告されています。
  • 実例: 文書作成やWeb会議で16コア構成が複数アプリの同時動作を支える点や、PC WatchのレビューでQwen3.5-9B (NF4)を動かした例、ガルマックスのレビューでLM Studioによるgpt-oss-20bを記事校正に活用した例が報告されています。

画質設定を調整したライトなゲームプレイ

  • 要ること: フルHD環境などでゲーム画面を破綻なく描画できるグラフィックス性能およびCPU処理能力が必要です。
  • この機種では: CPUスコア31000のIntel Core Ultra 7 356Hと内蔵のIntel グラフィックスが画面表示処理を担います。
  • 条件・限界: 専用GPUを持たない内蔵グラフィックスのため、重い負荷のゲームや高画質設定には不足します。設定を落とすことが前提となり、外部GPUを接続して性能向上を図る場合は省スペース性が失われます。
  • 実例: フォートナイトでは画質設定を「中」以下に調整して実用的にプレイ可能と報告され、ファイナルファンタジーXIVのベンチマーク(フルHD・ウィンドウモード)では標準品質「快適」、高品質「普通」という結果が得られています。

合わない人

  • 最安構成の価格が199,900円と高額なため、予算を抑えて手頃なミニPCを導入したい人には合いません。
  • 画面の表示処理が内蔵のIntel グラフィックスに限られるため、高画質設定で重い3Dゲームを楽しみたい人には性能が不足します。
  • ベンチマークなどの高負荷時にCPU温度が最大82〜90℃、動作音が約20cmで約48dB(25cmで44.2dB)に達するため、常に静音・低発熱を求める人には向かない可能性があります。
  • 有線LANポートが1口しかないため、複数系統のネットワーク接続などで2口以上のLANポートを必要とする人には適しません。

同じ CPU の機種との選び分け

  • 一方で、MINISFORUM M2の最安構成の価格が91,999円で有線LANを2口備えるのに対し、本機は最安構成価格が199,900円と倍以上高く、有線LANも1口に限られる点が選ばない理由になり得ます。
前の形の結論(読み比べ用)

Intel® Core™ Ultra 7 356H を搭載し、117 × 112 × 49.2 mm の寸法に、最大 128GB の DDR5 メモリや 2 基の USB4 端子を備えた小型 PC です。(GEEKOM 公式(日本語ページ))

向く人

  • 文書作成やWeb会議など、複数のアプリを同時に開いて普段の作業を行う人。16 コア構成の Intel Core Ultra 7 356H を備える本機が候補になります。(GEEKOM 公式(日本語ページ))
  • 標準的な画質設定でゲームを遊びたい人。ファイナルファンタジーXIVのベンチマークテストではフルHD解像度・ウィンドウモードの標準品質で「快適」という結果が得られていますが、ベンチマークの値で、実作業にかかる時間を測ったものではありません。(tikgadget.jp)

条件付き

  • プログラミングで並列のビルドやテストを行いたい人。16 コア構成が処理の分担を支える一方で、CPU の TDP は最大 45W のため、長時間の処理で速さが続くかは作業の規模とあわせて確認してください。(GEEKOM 公式(日本語ページ))
  • 動画編集を行いたい人の場合、内蔵GPUの処理能力や書き出し時間の実測値が報告されていないため、扱う素材の画質や使用するソフトの構成によって作業の進み具合が変わります。(GEEKOM 公式(日本語ページ))

向かない人

  • 本体の省スペース性を保ったまま外部GPUを接続してゲーム性能を引き上げたい人には向かず、外部GPUを接続するとミニPCならではの省スペース性が失われます。(GEEKOM 公式(日本語ページ)、ガルマックス)

この記事の要点

  • CPUの温度について、garumaxのレビューではCinebench 2026測定時に最大90℃、tikgadgetのレビューではCinebenchやストレステスト時に室温約26℃の環境で最大82℃と報告されています。(ガルマックス、tikgadget.jp)
  • 動作音について、tikgadgetのレビューではベンチマークなどの高い負荷時に約20cmの距離で約48dB、garumaxのレビューでは高負荷時に25cmの距離で44.2dBと報告されています。(tikgadget.jp、ガルマックス)
  • 画面の表示処理は内蔵の Intel® グラフィックスが担っています。(GEEKOM 公式(日本語ページ))
  • SSD 用のスロットとして、M.2 2280(PCIe Gen 4 ×4、最大 4TB)と M.2 2230(PCIe SSD スロット、最大 1TB)の 2 基を備えています。(GEEKOM 公式(日本語ページ))
  • 映像出力端子として、40Gbps転送やPD給電に対応する2基のUSB4端子と、2基のHDMI 2.1端子を備えています。(GEEKOM 公式(日本語ページ))
  • 公式ストアにおけるIntel Core Ultra 7 356H(32GB RAM+1TB SSD)搭載モデルの新品価格は、2026-10-14 21:06 UTC取得時点で199,900円です。(公式ストア)

価格と購入先

GEEKOM 公式(geekom.jp・JP)の新品の価格(日本円)。2026-10-15 06:08(日本時間)に取得した時点の価格で、今の価格とは違うことがあります。

構成 価格
U7-356H(32GB RAM+1TB SSD) 199,900 円

※以下のリンクはアフィリエイトリンク(広告)です。

基本スペック

項目 内容(公式) 出典
サイズ 117 x 112 x 49.2 mm 日本語ページ
重量 586.2 g 日本語ページ
CPU Intel® Core™ Ultra 7 356H (16 コア, 16 スレッド, 18MB キャッシュ, 最大 4.70 GHz) TDP 最大45W 日本語ページ
GPU Intel® グラフィックス 日本語ページ
NPU NPU5 (最大 50 TOPS) 日本語ページ
メモリ DDR5 SODIMM, 最大 128GB 日本語ページ
SSD 1 × M.2 2280 PCIe Gen 4 ×4 SSD, 最大 4TB 1 × M.2 2230 PCIE SSD スロット, 最大 1TB 日本語ページ
I/Oポート 4 × USB 3.2 Gen 2 Type-A(S5電源供給対応) 2 × USB4(40Gbps、Alt DP2.1 UHBR20、PD 15W出力 / 100W入力対応) 1 × SD カードリーダー 4.0 1 × 3.5 mm ヘッドフォンジャック 1 × 2.5GbE LAN 2 × HDMI 2.1 1 × DC ジャック 1 × 電源ボタン 日本語ページ
イーサネット Intel 10/100/1000/2500 Mbps RJ45 RTL8125BG-CG 日本語ページ
ワイヤレス LAN Wi-Fi 7 BT5.4 日本語ページ
OS Windows 11 Pro 日本語ページ
アダプター 19V6.32A 120W 日本語ページ
認証 CE, FCC, CB, CCC, RoHSなど 日本語ページ
ケンジントンロック あり 日本語ページ
映像出力 2 × USB4(40Gbps、Alt DP2.1 UHBR20、PD 15W出力 / 100W入力対応) / 2 × HDMI 2.1 日本語ページ
電源 19V6.32A 120W 日本語ページ

動画で見る

日本語の動画を先に、海外の動画は参考として後に並べています。各行の再生位置から、その場面が開きます。場面の説明は自動字幕から書き、根拠の発言を機械で字幕と突き合わせたものです。人による確認と、画面上の表示との照合はしていません。

日本語の動画

戸田覚:ガジェット【辛口】点数評価戸田覚:ガジェット【辛口】点数評価

戸田覚:ガジェット【辛口】点数評価(約 11 分)

この動画ならでは: 内蔵グラフィックでゲームのベンチマークを実行した/市販の充電器の使用はメーカーが認定や担保をしておらず自己責任と述べた。

クロバッサンクロバッサン

クロバッサン(約 12 分)— IT13のSSD拡張性とベンチマーク結果

この動画ならでは: 2230サイズのSSDを増設できるが入手性が低く2枚構成は現実的でないかもしれないと述べる。

用途 — 実際に使われている例

ゲーム

フォートナイトでは、序盤のプレイヤーが密集する場面で一時的にフレームレートがやや低下することもありましたが、画質設定を「中」以下に調整すれば実用的なレベルでプレイ可能であることが確認できました。

出典: tikgadget.jp

ファイナルファンタジーXIVのベンチマークテストでは、フルHD解像度・ウィンドウモードの条件で標準品質では「快適」、高品質でも「普通」の結果が得られました。

出典: tikgadget.jp

戸田覚:ガジェット【辛口】点数評価(動画)では、内蔵GPUでゲームのベンチマークを実行し、7691のスコアだったと述べています(評価は「やや快適」とも聞き取れます)。

出典: 戸田覚:ガジェット【辛口】点数評価

仕事・制作・AI

文書作成やWeb会議のような普段の作業では、Intel Core Ultra 7 356Hの16コア構成が、複数のアプリを同時に開く場面での動作を支えます。CPUのTDPは最大45Wであり、長時間のビルドで速さが続くかは根拠が示されていません。

出典: GEEKOM 公式(日本語ページ)

動画編集については、レビューで具体的な実測値が報告されていないため、内蔵GPUの性能や書き出し時間について確定的な数字は示されていません。扱う素材の画質やソフトの構成によって処理速度が変わるため、具体的な作業の規模に応じた判断が必要です。

出典: GEEKOM 公式(日本語ページ)

AIやローカルLLMの利用では、PC Watchのレビューで、NPUの最大50TOPSを試すために「onw — 俺のNPUがこんなに動くわけない」というツールでQwen3.5-9B (NF4)を動かしたと報告されています。また、ガルマックスのレビューでは、LM Studioでgpt-oss-20bを動かして記事の校正に活用している例が報告されています。

出典: PC Watch、GEEKOM 公式(日本語ページ)、ガルマックス

注意点

騒音と発熱

騒音について、tikgadgetのレビューではベンチマークなどの高負荷時に、約20cmの距離で約48dBと報告されています。garumaxのレビューでは高負荷時に25cmの距離で44.2dBという測定値が示されています。

出典: tikgadget.jp、ガルマックス

温度の実測値として、garumaxのレビューではCinebench 2026測定時にCPUの温度が最大90℃と報告されています。tikgadgetのレビューではCinebenchやストレステスト時に、室温約26℃の環境でCPU温度が最大82℃と報告されています。

出典: ガルマックス、tikgadget.jp

無いもの・制限

本機は内蔵の Intel® グラフィックスで動作します。外部 GPU を接続してゲーム性能を上げたい場合、ミニ PC ならではの省スペース性は失われます。

出典: GEEKOM 公式(日本語ページ)、ガルマックス

SSD 用として、M.2 2280 と M.2 2230 のスロットが用意されています。ただし、2230 スロットの帯域幅は PCIe Gen 4 ×4 の主スロットとは異なるため、速度の期待値はスロットごとに異なります。

出典: GEEKOM 公式(日本語ページ)

日本語キーボードへの設定変更は、初期状態の Windows で行えます。

出典: かじまっくチャンネル

ベンチマークと実測

各出典が自分で測った値です。条件の違う値どうしは比べていません。

温度(高負荷時の CPU)

  • garumax(レビュー記事): 最大 90℃。CPU は Intel Core Ultra 7 356H。負荷は「Cinebench 2026測定時」。温度の読み取り元・時間・電力設定・測定時の GPU の構成は確認できない。室温は原典に記載なし。出典
  • tikgadget(レビュー記事): 最大 82℃。CPU は Intel Core Ultra 7 356H。負荷は「Cinebenchやストレステスト」、温度の読み取り元は「CPU温度」、室温は「約26°C」。時間・電力設定・測定時の GPU の構成は確認できない。出典

騒音

  • tikgadget(レビュー記事): 約48dB。動作状態は「ベンチマークなどで高い負荷」、測定距離は「約20cm」、騒音計は「騒音計」。電力設定・測定時の GPU の構成は確認できない。出典
  • garumax(レビュー記事): 44.2dB。動作状態は「高負荷時」、測定距離は「25cm」。騒音計・電力設定・測定時の GPU の構成は確認できない。出典

参考にした記事・動画

公式: GEEKOM

初版(2026年10月)で参考にしたレビュー・動画(5 件):

【宣伝】SwitchBot 購入はこちらから

SwitchBot公式ページ
クーポン「AF-4903」で5%引き(アフィリエイトクーポンになりますのでご協力お願いします)
割引の詳しい仕組みに関してはこちらのページを参照ください。